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宇宙開発のイメージ

低軌道衛星 とは?

  • よみがな: ていきどうえいせい
  • 英語名: Low Orbit Satellite

概要

超小型衛星とは、標準化されたサイズと構造を持つ小型の人工衛星であり、低コストで多目的な宇宙利用を可能にする技術である。


詳細

超小型衛星とは、10cm立方体を基本単位とする標準化された構造を持つ人工衛星のことです。
その形状からキューブサットとも呼ばれます。

超小型衛星の強みはなんといっても低コストでの開発が可能である点にあります。
その水準は大学やベンチャー企業でも開発可能なほどであり、宇宙開発に参入する障壁を打ち破った存在でもあります。
いわば「宇宙開発の民主化」を促進する存在であると言えるでしょう。

超小型衛星は2000年台に入ってから開発が進められるようになりました。
現在では、商業、科学、技術実証などの多様な用途に利用されています。
その応用先は広く、地球観測、通信、技術実証、教育、深宇宙探査など様々です。
いずれも低コストでの開発が可能な点が存分に生かされています。

キューブサットの基本単位は10cm立方体で、このサイズは1U(ユニット)と呼ばれます。
実際の開発においては1Uの衛星だけが開発されるわけではありません。
1Uを基本サイズとして、複数のユニットを繋ぎ合わせて拡張させることが可能です。
実際に、6U衛星は数多く開発されています。

キューブサットは、10cm四方の立方体の中に通信、電源、姿勢制御、センサーなどの基本機能が全て詰め込まれています。
近年ではCubeSat専用の展開機構や推進装置も開発され、より高度なミッションが可能となっています。

超小型衛星はその開発障壁の低さから、ベンチャー企業だけでなく、学生主体の衛星開発プロジェクトにも活用されています。
今後の活躍にも期待しましょう。


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