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宇宙開発のイメージ

ラバールノズル

  • よみがな: らばーるのずる
  • 英語名: Laval Nozzle

ラバールノズルの概要

ラバールノズルとは、燃焼ガスを加速して超音速にするための形状を持つノズルであり、ロケットエンジンに広く用いられる。


ラバールノズルの詳細

ラバールノズルは、ロケットエンジンの推力を効率的に得るために設計された特殊なノズルです。
このノズルは、収縮部と拡張部から構成されており、燃焼室から出た高温高圧のガスを音速まで加速し、さらに超音速へと導きます。

この加速過程により、排気速度が最大化され、比推力の向上につながります。
ラバールノズルの形状は、流体力学的に最適化されており、ノズル出口の面積比や角度が性能に大きく影響します。

技術的には、ノズルの材質や冷却方式も重要です。
高温の燃焼ガスに耐えるため、耐熱合金やセラミックが用いられ、再生冷却などの技術が導入されます。
また、真空中での使用を想定した拡張ノズルも存在し、用途に応じた設計が求められます。

ラバールノズルは、液体燃料エンジンや固体燃料ロケットなど、様々な推進方式に採用されています。
その原理は19世紀にスウェーデンの物理学者グスタフ・ド・ラバールによって提案され、現在でも宇宙推進技術の基盤として活用されています。


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