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宇宙開発のイメージ

弾道飛行

  • よみがな: だんどうひこう
  • 英語名: Suborbital Flight

弾道飛行の概要

弾道飛行とは、宇宙機が軌道には到達せず、放物線状の軌道を描いて地球に再突入する飛行方式である。


弾道飛行の詳細

弾道飛行は、宇宙機が地球の軌道に乗ることなく、打ち上げ後に放物線状の軌道を描いて再び地球に戻る飛行方式です。

この飛行方式は、宇宙空間に滞在し続ける軌道飛行に比べて技術的・経済的な負担が軽いという利点があります。
そのため、短時間の宇宙滞在や高高度実験、宇宙旅行などに利用されています。

弾道飛行では、宇宙機は高度100km前後の「宇宙空間」に到達することができます。 しかし、速度が軌道投入に必要な水準に達していないため、地球の重力に引かれて再突入します。
このため、飛行時間は数分から十数分程度と短くなります。
この短い時間を生かして、無重力状態の体験や簡易な科学実験が行われるのです。

近年では、民間企業による宇宙観光サービスが弾道飛行を採用しており、一般人が宇宙を体験する手段として注目されています。
また、宇宙機の再突入技術や耐熱素材の試験にも活用されており、将来の宇宙開発に向けた技術検証の場としても重要です。

弾道飛行は、宇宙へのアクセスをより身近にする技術として、今後の発展が期待されています。


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