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宇宙開発のイメージ

ラグランジュ点

  • よみがな: らぐらんじゅてん
  • 英語名: Lagrange Point

ラグランジュ点の概要

ラグランジュ点とは、2つの天体の重力がつり合い、物体が比較的安定して存在できる空間上の5つの特異点である。


ラグランジュ点の詳細

ラグランジュ点は、例えば地球と太陽、地球と月のように2つの大きな天体がある場合に、力学的に安定なことを指します。
安定というのは、その場にとどまりやすいということを意味しています。
具体的には、二つの天体の直線上に3点、回る側の天体の進行方向とその逆側にそれぞれ1点ずつ、合計3点存在しています。

これらの点はL1〜L5の5つに分類されます。
L1・L2・L3は不安定均衡点と言って、向きによっては安定ではないのですが、衛星の配置や天文観測に利用されます。
例えば、地球-太陽系のL1点には太陽観測衛星SOHO、L2点にはジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)などが配置されています。

L4・L5はより安定な位置です・実際に、木星-太陽間のラグランジュ点のL4・L5には、小惑星が多数存在することがわかっており、トロヤ群と呼ばれています。


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