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宇宙開発のイメージ

大学・学科・研究室の関係について

はじめに|なぜこの話が重要なのか

宇宙分野の進路を考えるとき、多くの人が

  • 「〇〇大学に行けば宇宙ができる」
  • 「航空宇宙工学科に入れば安心」
  • 「学科名がすべて」

と考えてしまいがちです。

ですが、実際はそうではありません。

こうした誤解を持ったまま進路を選ぶと、

  • 思っていた研究ができない
  • 宇宙から離れた内容ばかりになる
  • 「こんなはずじゃなかった」と感じる

といったことが起こりやすくなります。

この記事では、
**宇宙分野を目指す上で必ず知っておきたい「大学・学科・研究室の関係」**を
中高生向けに、できるだけシンプルに解説します。

進路に関する記事の一覧についてはこちら


まず結論|一番重要なのは「研究室」

最初に結論から言います。

宇宙分野の進路で最も重要なのは「研究室」です。

  • 大学名 → 環境や看板
  • 学科名 → 学ぶ分野の大枠
  • 研究室 → 実際に何を専門にするか

という関係になっています。

大学や学科は「入口」であり、
実際に宇宙研究・開発を行う場所は研究室です。


大学とは何か?

大学は「大きな箱」

大学は、研究や教育を行うための大きな組織です。

  • 学部
  • 学科
  • 研究室
  • 研究センター

といったものが、その中に含まれています。

大学名はよく目にしますが、
大学そのものが研究テーマを決めているわけではありません。


学科とは何か?

学科は「分野の大まかな分類」

学科は、

  • 機械工学科
  • 電気電子工学科
  • 航空宇宙工学科

といったように、
どの分野を中心に学ぶかを示すものです。

学科に入ることで、

  • 基礎的な授業
  • 分野共通の考え方
  • 必要な数学・物理

などを学びます。

ただし注意点があります。

同じ学科名でも、大学によって中身は大きく異なる

という点です。

詳しくは以下の記事で解説しています。

大学による航空宇宙工学科の違いについてはこちら


研究室とは何か?

研究室は「実際の研究の現場」

研究室は、大学の中で

  • 教員(教授・准教授など)
  • 大学院生
  • 学部生(主に4年生)

が集まり、
特定のテーマについて研究を行う場所です。

例えば、

  • 人工衛星の姿勢制御
  • ロケットエンジンの推進機構
  • 宇宙観測データの解析

といったテーマは、
研究室ごとに明確に分かれています。

つまり、

「宇宙の何をやるか」は研究室で決まる

ということです。

研究室に関する詳細についてはこちら


なぜ「学科より研究室」が重要なのか

実際の例で考えてみる

仮に、

  • 同じ「航空宇宙工学科」
  • 同じ大学

であっても、

  • A研究室:飛行機の空力中心
  • B研究室:人工衛星の制御中心

という具合に扱う専門分野が違うことは多々あります。

この場合、

  • 宇宙をやりたい人がA研究室に入る
  • 航空がやりたい人がB研究室に入る

というようなことが起こると、希望のミスマッチが起きてしまうわけです。

このズレを防ぐために重要なのが、
あらかじめ研究室という視点を持って進路について調べることになります。


大学・学科・研究室の関係まとめ

ここまでの話を整理すると、次のようになります。

要素役割
大学環境・ブランド・制度
学科分野の大枠・基礎教育
研究室実際の研究テーマ

宇宙分野の進路を考えるときは、

  1. 興味のある研究テーマを考える
  2. そのテーマを扱っている研究室を探す
  3. その研究室が属している学科・大学を見る

という逆向きの考え方がとても有効です。


次にやるべきこと

ここまで読んで、

  • 「研究室が重要なのは分かった」
  • 「でも、どうやって調べればいいの?」

と思った人も多いはずです。

以下の記事では、
中高生でもできる研究室の調べ方を具体的に解説しています。

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