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宇宙開発のイメージ

ランデヴー とは?

  • よみがな: らんでゔー
  • 英語名: Rendezvous

概要

ランデヴーとは、宇宙探査機が目標となる天体の周辺に滞在し長期にわたる観測やデータ取得を行う探査手法のことである。


詳細

宇宙探査におけるランデヴーとは、深宇宙探査機が小惑星や彗星、惑星などの目標天体の近傍に到達した後、目標天体周辺に止まって観測を行う手法のことを指します。

この手法により、フライバイ探査では実現できない長時間の観測や、複数の地点からの目標天体の観測が可能となります。
これにより、より詳細な観測や試料採取などを実現することが可能となります。

一方で、ランデヴー探査を行う上では目標天体との相対速度をほぼゼロにする必要があります。
そのため、目標天体に留まるための軌道に移る際に多大な速度増分・デルタVが必要となります。
また、探査機は天体の重力圏内で安定した軌道やホバリング状態を保つ必要があるため、高精度な航法技術と姿勢制御が求められます。

日本の「はやぶさ」や「はやぶさ2」がそれぞれ小惑星「イトカワ」「リュウグウ」の周辺にランデヴーし、地表観測やサンプルリターンを成功させました。
また、欧州のロゼッタ探査機も彗星チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星と長期にわたりランデヴーしました。


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