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宇宙開発のイメージ

ロゼッタ とは?

  • よみがな: ろぜった
  • 英語名: Rosetta

概要

ロゼッタとは、欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げた彗星探査機であり、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)の詳細な観測を行ったミッションである。


詳細

ロゼッタは、2004年に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機です。
このプロジェクトは、太陽系の起源や進化を探るために立ち上がりました。
ロゼッタは、10年以上の航行を経て2014年にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に到達し、周回軌道に入って詳細な観測を開始しました。

ロゼッタには、彗星表面に着陸するための小型着陸機「フィラエ」が搭載されていました。
この着陸機が史上初めて彗星への着陸を成功させたことで世界的な注目を集めました。

また、探査機本体にはカメラ、分光器、質量分析計などの観測装置が搭載されており、 彗星の構造や組成、活動の様子を長期間にわたって観測することに成功しました。

このミッションでは、彗星が持つ氷や有機物の分析を通じて、地球の水や生命の起源に関する重要な手がかりを提供しました。
また、ロゼッタの軌道設計や姿勢制御技術は、長期探査における技術的な挑戦の成功例として高く評価されています。

ロゼッタは2016年に彗星表面に制御着陸してミッションを終了しましたが、その成果は今も多くの研究に活用されています。


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