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宇宙開発のイメージ

被ばく とは?

  • よみがな: ひばく
  • 英語名: Exposure

概要

被ばくとは、人体や物体が放射線にさらされることである。


詳細

被ばくとは、人体や放射線が当たる現象をそのものやその影響を指す言葉です。

放射線自体は地球上の環境にも存在しており、この概念自体は特別に宇宙に関する用語というほどでもありません。
しかし、宇宙空間では地球上よりもはるかに強い放射線環境にさらされるため、被ばくの影響は深刻な問題となります。
特に、長期間の宇宙滞在では宇宙飛行士の健康リスクが高まるため、被ばく量:どれぐらい放射線にさらされるかを管理することが重要です。

被ばくには、外部被ばくと内部被ばくの2種類があります。
外部被ばくは体の外から放射線を受けるもので、内部被ばくは、放射性物質が体内に取り込まれることで起こります。
宇宙では主に外部被ばくが問題となります。
宇宙空間を飛び交っている高エネルギー粒子が体に当たることが問題となるためです。

被ばく量はシーベルト(Sv)という単位で測定され、宇宙飛行士には年間の被ばく限度が設けられています。
どれぐらい被ばくしたか?を管理することは、健康管理に直結するのです。
実際に、リアルタイムでの線量モニタリングも行われており、ミッション中の安全確保に役立っています。

また、宇宙飛行士宇宙船や宇宙服には放射線遮蔽材が使用されています。
これらは被ばくを最小限に抑える工夫であり、今後もその技術は検討され続けるでしょう。

被ばくとは宇宙空間での健康について考える上で重要な概念です。
今後人類が宇宙に進出していく上で、被ばくを最小限に抑える方法について常に検討され続ける必要があります。


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