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宇宙開発のイメージ

X-band

  • よみがな: えっくすばんど
  • 英語名: X-Band

X-bandの概要

X-bandとは、地球観測衛星や深宇宙探査機で広く使用される約8~12GHzの中高周波数帯である。


X-bandの詳細

X-bandは、マイクロ波の一部として定義される周波数帯で、Sバンドよりも高くKaバンドよりも低い帯域に位置します。
このバンドは、大気による減衰が比較的少なく、かつビットレートも高いため、安定性と性能のバランスが良い通信帯域として知られています。

多くの地球観測衛星や科学観測ミッション、軍事通信、深宇宙探査で利用され、テレメトリ・科学データの送受信に適しています。
また、一部のレーダーシステムにも使用されています。

衛星通信においては、Xバンドに最適化されたアンテナ設計や増幅器の性能が重要となり、干渉の少ないクリアな通信を可能にしています。
そのため、Xバンドは信頼性と実績のある帯域として、多くの宇宙機器で採用されています。


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