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宇宙開発のイメージ

深宇宙ネットワーク

  • よみがな: しんうちゅうねっとわーく
  • 英語名: Deep Space Network

深宇宙ネットワークの概要

深宇宙ネットワークとは、地球から遠く離れた宇宙探査機との通信を可能にする地上アンテナ網である。


深宇宙ネットワークの詳細

深宇宙ネットワーク(DSN)は、NASAのジェット推進研究所(JPL)が管理・運用している国際的な通信インフラです。
このアンテナ網の存在が、地上局と深宇宙探査機との間のデータ通信を支えています。

このネットワークは、カリフォルニア(アメリカ)、マドリード(スペイン)、キャンベラ(オーストラリア)にある3箇所の地上局で構成されており、地球の自転に合わせて24時間体制で探査機と連続的な通信を維持する設計になっています。

DSNは大型のパラボラアンテナを備えており、XバンドやKaバンドなどの高周波帯を用いた高利得通信が可能です。
この通信網は、探査機の軌道制御、テレメトリ受信、コマンド送信、科学データの取得など、深宇宙ミッション全体の生命線といえます。

また、NASAだけでなく他国の宇宙機との共同運用例も多く、国際宇宙開発の基盤として重要な役割を果たしています。


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